FinTechの要。会計/家計簿サービスのAPIまとめ

FinTechではその多くの金融機関が個別に契約してパートナー向けにAPIを公開しています。利用者としても個別に開発するよりも契約したパートナーが取りまとめてくれる方が利用しやすいでしょう。

今回はそのとりまとめ役になるであろう、会計/家計簿サービスのAPIをまとめてみました。これらのサービスを知っておけば、家計簿や資産管理がテクニカルなものになっていくことでしょう。

プライベートクラウド会計ソフトRUCARO

日本一安全なプライベートクラウド会計ソフトウェアを目指しているオープンソースの会計ソフトウェアです。自分でサーバを立てますので、金融機関の情報を外部サーバに預ける必要がないのが利点です。

APIはJSON形式で送受信します。統制モジュールと会計モジュールについて公開されており、今後も増えていくとのことです。

開発者向け(API) プライベートクラウド会計ソフトRUCARO

日本最大級!無料の家計簿アプリ・レシート家計簿「Zaim」

レシートを撮影すれば入力が自動的に行われたり、銀行やカードの情報を読み取って支出、収入を自動入力してくれます。約1,500の金融機関に対応してデータの自動取り込みができるとのことです。

APIではZaimへお金の項目を登録したり、Zaimに登録されている項目一覧を取得することができます。

Zaim Developers Center

Kakeibon(旧OCN家計簿) ~無料で使える自動ネット家計簿~

Kakeibonは元々Webブラウザ向けでしたが、スマートフォンアプリもリリースされました。なお、執筆時点(2016年1月現在)はAPIの公開はされていません。今後、API公開も予定されているとのことです。

家計簿アプリ・家計簿ソフト「マネーフォワード」

マネーフォワードは銀行やクレジットカードと連携し、1,800以上の金融機関からデータを自動的に取り込みます。自動的に食費や光熱費などに分類してくれる機能もあります。

APIを使って入出金履歴の取得、資産の取得、金融機関の管理、各種マスタの情報参照ができます。

moneyforward/api-doc: moneyforward api documents

会計ソフト freee (フリー) | 無料から使えるクラウド会計ソフト

freeeは個人ではなく法人(個人事業主含む)を対象とした会計システムを提供しています。freeeのAPIでは勘定科目、取引、品目、仕訳帳、取引先、部門、税区分などfreeeで扱われる各種データを操作できるようになっています。

freee APIドキュメント


個人としては家計簿、企業であれば会計サービスがターゲットになるでしょう。これらのサービスを使うことで、多くの金融機関、クレジットカード会社からの情報を集約し、分析や運用がもっと自動化していけるようになることでしょう。

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