セキュリティ技術開発のインターンシップに参加させていただきました!!

はじめに

こんにちは、インターンシップ生の田畑(GitHub:TBT0328)です。

9月16日から30日の2週間、NTTコミュニケーションズのインターンシップに参加させていただきました。 この記事では、インターンシップでどのようなことをしたのかを紹介します。

概要

今回私は、NTTコミュニケーションズ イノベーションセンターで制御システムネットワークのセキュリティ可視化技術であるOsecT(オーセクト)の開発に関する業務を行いました。

今回のインターンシップは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全日リモート形式での実施でした。

参加のきっかけ

大学の研究室の先輩から「実際の業務(もしくはそれに近い業務)に携われるからとても楽しいよ!」と熱い(?)アピールを受け、ぜひとも参加したいと思い応募しました。

参加前の面接では、インターンシップでの業務内容を複数提示していただき、インターン生がやりたい内容に合わせてくれる柔軟性の高いインターンシップだと感じました。

インターンシップ内容

OsecT内で動くツールや仕様の一部変更、最新のLTSへのアップデートをDockerを使用してプログラム作成などを行いました。 ソースコードの管理はGitHubを使用しており、研究室でのコード管理とはまた違った、実際の業務環境で作業しました。 私自身、DockerやGitHubを使った経験があまりなく、GitHubへのPullRequestの投げ方や、Dockerfileの書き方などの基本的なことから教えていただきました。

下図はGitHubへのPushやDockerfileの書き方に悪戦苦闘して長くなってしまったコミット履歴です。

また、人が書いたコードの読み方や実装後のテスト方法などを教えていただきながら、OsecTのサービス化に向けて役に立てるようなことができたと感じています。

業務環境

全日リモート形式での開催ということで、自宅から参加しました。 NTTコミュニケーションズから、インターンシップで使用するPC、インターンシップ期間中の昼食代相当のチケットを支給していただきました。 OsecTの開発は自前のPCを使い、トレーナーの方やチームの方々とはSlackで連絡を取り合いました。

また、期間中毎日、インターンシップの進捗報告と今後の方針を相談する朝ミーティングを開いていただきました。 下図は朝ミーティング後のタスク確認の様子です。

イベントへの参加

期間中はすべてリモートということで、実際にオフィスに行くことはなかったのですが、複数の社内イベントに参加させていただきました。

NTTコミュニケーションズの技術顧問との対話会

インターンシップ生を対象にしたスペシャルイベントとして、NTTコミュニケーションズの技術顧問の方々との対話会を開催していただきました。 技術顧問との対話会と聞いて堅いイベントだと思っていたのですが、とてもカジュアルな対話会でした。

技術顧問の方々が実際にどのような業務・支援しているのか、技術顧問の方々が感じるNTTコミュニケーションズの印象など、リアルな職場を知ることができる対話会でとても勉強になりました。

イノベーションセンター内業務共有会

インターンシップ後半に差し掛かり、イノベーションセンターに所属するインターンシップ生同士での業務内容の共有会を開催していただきました。

期間中どのような業務を行ったか、どのようなことを学んだのかを発表していくという流れで、自分以外のインターン生が行った内容や、他チームが行っている業務について知ることができるイベントでした。 期間中はOsecTに関する業務を行っていたので、他インターン生が参加したプロジェクトやその有用性を多く学べる機会でした。

KOELによるデザイン研修

イノベーションセンター内のデザイン部門であるKOELの方々によるデザイン研修会を開催していただきました。

「デザイン思考」や「デザインプロセス」についてや、KOELがデザインした「NeWork」を開発する段階での具体的なデザイン思考についてお話をしていただきました。 アイデアの創出の前にすべきことや、それぞれのデザインプロセスで有用なフレームワークについて学ぶことができ、研究室での活動では得難い視点でとても新鮮で勉強になりました。

TechLunch

NTTコミュニケーションズではランチの時間帯に、気軽に参加できる勉強会であるTechLunchが不定期に開催されており、インターン生も参加させていただきました。

今回は「リモートネイティブ新入社員のリアル」というテーマでイノベーションセンターの新入社員の方々に各々取り組んだ仕事についてお話していただきました。

新入社員が感じたリモート形式のメリット・デメリット、不安に感じることなどをお聞きでき、社員のリアルを知れました。 また、お話を聞きながら、他の社員の方が「〇〇に関してはもう少し深堀りしたほうがいいね」などと発言していらして、意見を発信しやすい環境なのだと感じました。

インターンシップを振り返って

今回のインターンシップを通して、様々なことを学ぶことができました。 Dockerを使った開発の進め方や、Gitを用いたコード管理などの技術的な部分はもちろん勉強になったのですが、それよりも、業務の進め方や業務を行う上での考え方がとても勉強になったと感じています。

  • 作業が詰まったときに素早く相談する大切さ
  • タスクとタスクの間の空き時間や、テスト中の空き時間をいかに利用するか
  • タスクの優先順位、取捨選択、割り振りのスピーディーさ
  • リモートでプロジェクトメンバとのこまめな連絡、簡潔かつ必要な情報の先出し意識の高さ

これらを学べました。 また、社員同士の活発な、まめな連絡を見て、意見を発信しやすい環境なのだなと再認識しました。

おわりに

夏季インターンシップの内容や感想について書かせていただきました。 約2週間、OsecTに関する業務に携わらせいただいて、技術的にも成長できました。

また、業務を行う上で必要なスキルを持っているか、足りないスキルや考え方はどのようなものなのかを学ぶことができました。 今後の研究活動などにも活かす事ができるとても有意義な経験をさせていただきました。

NTTコミュニケーションズの皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。


トレーナーからのコメント

田畑さんのトレーナーを務めた鍔木(GitHub:takuma0121)です。 まずはインターンお疲れさまでした。

10日間という非常に短い期間でしたが、GitHubやDockerだけでなくパケット解析ツールのZeekなど初めて使うツールを学びつつ、OsecTの実装というアウトプットまで出せました。 また、フルリモートということで対面での業務はできませんでしたが、朝ミーティングやSlackを通じてコミュニケーションしつつ上手く業務に取り組めたのではと考えています。

このインターンの経験を研究や将来の仕事に少しでも活かしていただけると、トレーナーである私も嬉しいです。 インターンお疲れさまでした!

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