新卒1年目エンジニアだって Tech イベントの運営リーダーをやってみたい!

こんにちは、クラウド & ネットワークサービス部の井口です。普段は OpenStack を利用した SDPF クラウドの仮想サーバ開発/運用をしています。

昨年 12 月に開催された学生向けの技術広報 1day イベントにて、私は当時新卒 1 年目で運営リーダーとして携わりました。

この記事では、運営リーダーを務めた経験から得た学び・知見を紹介します。

Tech Workshop とは

NTT Com が主催する企画の 1 つに「Tech Workshop」1というものがあります。主にエンジニア志望学生向けに、現場で活躍する社員とともに手を動かしながら NTT Com の技術や業務を理解できる 1day イベントとなります。大きな特徴として、メンバーの大半が現場のエンジニア社員で構成されており、本業務の傍ら企画・運営を行ない、イベントを主催しています(以降運営チームを Tech Event チームと称します)。

Tech Event チームは技術領域ごとに分かれて活動しています。昨年 12 月及び今年 1 月、私が所属するクラウド分野では、とある OSS をモチーフにしたコーディングイベントを企画し、モブプロ形式2で社員/学生問わずワイワイガヤガヤとプログラミングのお題に挑戦していくようなプログラムを開催しました。Step by Step で解き進められる問題を作成していますが、なかなか一筋縄ではいかない課題設定にしているため、参加者の皆さんには良い意味で頭を悩ませていただけたかと思います。

詳しい内容については、同内容で開催した過去のエントリをご覧ください。本稿では、そのイベント運営の裏側をお話しします。

イベントを支える運営チーム

紹介した Tech Workshop を始めとするいくつかの技術イベント運営を行なうために、Tech Event チームが組成されています。先に述べた通り、その多くは有志の現場エンジニア社員から構成されており、いくつかの技術分野がある内でクラウドチームだけでも数十人規模となっています。

Tech Event チームの活動の中でも、Tech Workshop は学生が参加することから大きな目玉イベントとなっています。オンラインで実施するため会場設営コストこそ少ないものの、モブプロを題材としながら参加者に NTT Com の事業・取り組み・エンジニア社員への理解度を深めていただくコンテンツを作り上げるため、準備は入念に進められます。そのような背景の下、企画・運営を取り仕切るイベント運営リーダーは、準備を着実に取り仕切り、当日の司会進行含めイベントを必ず成功させなければなりません。

「私がイベント運営リーダーに?!」 〜怒涛の一ヶ月を経験して〜

さて、昨年 12 月のイベント開催から約 1 ヶ月前、Tech Event チームのキックオフミーティングが実施されました。

私は元々イベント運営に強い関心があったわけではありませんが、所属する部署のメンバーが前年度から積極的に本企画運営へ携わってきていたことや、数年前私自身が学生として参加した経験もあり、なにか協力できることがあればいいなという心持ちで参加していました。実際、数十人規模の Tech Event チームクラウドチームの中で 1 年目社員は片手に満たない数であるため、当初は簡単な運営業務に落ち着くのではないかと呑気に考えていました。

そんな気持ちで参加したキックオフにて、なんと部署の先輩から「イベントリーダーをやってみないか?」と声をかけていただきました。はじめは面食らったものの、「新卒社員がイベントリーダーをやってみた」という状況に単純にワクワクしていただけでなく、年次も高く自分より圧倒的に本業が忙しい社員が多い中で、当イベントの流れが頭に入っている自分は誰よりも適任かつチーム全体にとって最適である自負がありました。そしてなにより、まだ何も成していない新卒社員に一定の信頼を置いてお声がけいただけた感謝があったため、この折角の機会を逃すわけにはいかないと、私がリーダーとして携わることを決意しました。

運営のキックオフからイベントの開催までの 1 ヶ月間は、私にとっては新たな経験の連続でした。決意して引き受けたとはいえ、イベントリーダーは本イベントを成功させるための全ての責任を追うプロジェクトマネージャーに相当する役割です。当然、当日運営だけではなくそれまでの事前準備も担います。お題設定などのコアな部分は勿論のこと、当日に向け、関係者との調整やケータリング手配といった雑務など、そのタスクは多岐に渡りました。

私目線で苦労したポイントとしては、以下の 3 点にまとめられます。

  • タスクマネジメント

先述の通り、イベント開催に向けたタスクは多岐に渡ります。イベントの概要策定、タスクの洗い出し、社内外の連絡、サポートメンバーの勧誘、進行表の作成、当日の資料作成など、考えることは山のように見えました。抜けなく漏れなくタスクを捌いていかなければいけないプレッシャーの中、過去実績とにらめっこしながら、かつ自身の参加経験を思い出し、当日何が必要かといったイメージを具体的な ToDo に落とし込み続ける日々が続きました。

  • ステークホルダー間の調整

リーダーと共に企画準備・運営の中心となるコアメンバーとの連携は勿論、複数イベントを横断する統括リーダーへの進捗報告、広報へのイベント周知依頼、ケータリングや当日使用するツールの申請・手配など、身近なメンバーを越えたステークホルダーとの調整業務には常に追われ続けることとなりました。社会人 1 年目の私にとってはまだまだ不慣れであり、先輩方に手を差し伸べていただく機会が多い部分でした。サポートを頂きつつも、各調整業務のスケジュール/温度感は特に注視することで、少しでもミスの発生確率を下げられるよう心がけていました。

  • タイムマネジメント

当然ながら主業務のプロジェクトがあるだけでなく、1 年目向けの部署を越えたジョブローテ研修、技術顧問である twada さんによるソフトウェアエンジニア育成プログラム3が同時期に重なったため、四足のわらじでの活動となりました。さすがに入社後で一番忙しかったですね…。自身もスケジュールを強く意識していたほか、運営メンバーにタスクを振る際は事前に締め切りを明確にし、スケジュールビハインドが予想される場合にすぐ共有し次の対応を検討できるような体制作りに努めました。

以上に加え、今回定員を大きく上回る応募があったため、従来に加えて参加者の選考や連絡業務もスケジュール厳守で行なうことになりました。それらを一人でこなすことはもちろんできません。自他部署のメンバーから多大な協力をいただいたほか、先輩方も積極的にアドバイスや相談に乗っていただけたため、何とかイベントを成功させることができました4

一年目の視点で見えたもの

運営者になって感じた Tech Event チームの重要性

先述の通り、私は以前 Tech Workshop に学生として参加しました。当時は NTT Com のエンジニアの方々と直接交流できる良い機会だと考えていた程度でしたが、今回運営側として多くの学生の方との対話を通じたことで、我々自身が持つ課題というのも見えるようになりました。

その代表例は、技術職周辺における企業/事業活動認知には課題が山積している現状です。例えば私が携わるクラウド事業ですが、国内有数のパブリッククラウドを一から内製で開発・運用しているのにも関わらず、NTT Com エンジニアの高い技術力・専門性はおろか、クラウド開発をしていることそれ自体が知れ渡っていない現状を実際に感じることとなりました。私自身も偶然参加した Tech Workshop が無ければ入社を検討しなかっただろうと思うだけでなく、今回のイベントで交流した学生からも、NTT Com のクラウド開発について初めて知ったという声が上がっていました。

今回の Tech Workshop はエンジニア志望の学生に NTT Com の取り組みを体験していただくことを主目的としていましたが、今後もさまざまなイベントの開催・参加を通じ、自社の取り組みを周知していく活動は必要不可欠でしょう。Tech Event チームも more ドコモ5に社員インタビュー(なんと 10 人分!)を掲載した他、本チームに関わらず数多くの社員が技術ブログ6で社内外での技術情報発信に積極的に取り組んでいます。私も引き続き、より一層 NTT Com の取り組みやその活躍を広く知ってもらえる環境が形成できるよう貢献していきたいと考えています。

リーダーとしての反省

ここは個人的なふり返りとなってしまいますが、まだ本業務でもプロジェクトマネジメントの経験が浅い私にとって、本経験で得た学びは非常に大きいものでした。

特に大きな収穫は、メンバーと協調してプロジェクトを進めるにはまず自分自身がゴールを見据えていることの重要性です。プロジェクトが何を達成しなければならないかという認識を全員で共有できれば、リーダーメンバー問わず自律的に次に成すべき行動が見えてくるものだ、という経験を得ました。

今回至らなかった部分としては、私のオリジナリティを発揮できなかったことでしょう。本イベントは過去にも開催された実績があり、準備段階での参考資料も多く存在しています。それらを元に、期間内に、確実に、チームメンバーの協力を仰ぎながらイベントを無事に終えることを最優先としていたため、自分自身のアイデアを形にできなかったことが反省点です。今回の経験を活かし、本イベント、ひいては Tech Event チーム活動全体がより良いものになるよう、次回に向けて準備しています。期待してお待ち下さい!

一年目がイベントリーダーを務める意義とは

今回 Tech Event チームメンバーを代表して一年目の私がイベントリーダーを務めさせていただきましたが、本活動を通じて、NTT Com の風土、特に挑戦や改善の道に前向きな環境があることを改めて示せたことに大きな意義があると考えています。

先述の通り、まだまだ入社して日が浅くリーダーとしてもまだまだ微力な私ですが、周りの方々はそれを後押しするだけでなく、共にイベント成功へ向け歩むことができました。社員それぞれの自主性を重んじることに加え、新入社員でも挑戦させてくれる環境があることは、今回私がイベントリーダーを務めたことで名実ともに証明できたのではないでしょうか。また本記事を通じて、常に改善の道へと進もうとする社内風土があり、たとえ技術職であっても(元来 Tech Event チームが現場のエンジニア主体となっていることからも)そのような取り組みが是とされている環境を少しでも感じていただければ嬉しいです。

次回インターンシップのお知らせ

ドコモグループでは、今年も Tech Workshop を開催します!

私が携わるクラウド分野では、より一層クラウド開発について深く知ることができるイベントになるよう現在準備を進めています。クラウドの他にも、ネットワーク、セキュリティ分野でも 1 day イベントが開催されます。

また、サマーインターンシップ 2024 も開催されます。本技術ブログに多数体験談が掲載されている現場受け入れ型インターンシップも下記スケジュールにて開催予定です。

興味を持たれた方は是非ご応募ください。7

エントリー期間 開催日
Tech Workshop 6/3(月) ~ 6/23(日) 7/7(日)または 7/13(土)
現場受け入れ型インターンシップ 6/3(月) ~ 6/21(金) 8/26(月) ~ 9/6(金) ※ 土日除く

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