NTT Com の Speaker Deck アカウントができました

みなさんこんにちは、イノベーションセンターの@Mahitoです。 普段は社内のエンジニアが働きやすくなることを目標に、コーポレートエンジニアとしての活動やエンジニア向けイベントの企画・運営をしています。

今回はNTT ComのSpeaker Deckアカウントができましたというお知らせになります。

Speaker Deck 開設の背景

以前から、社内のエンジニアがイベントなどで外部発表をしたものの、 発表資料を置く場所がないという話がありました。

今まで会社として公式に発表資料を掲載する場所はなく、 部署単位での発表資料を公開する場所を用意していた時期もあります。

しかし、社内の組織変更や、利用していたサービスの仕様変更などもあり使われなくなったという過去があります。

結果として、外部発表をしたエンジニアは資料を公開しない、もしくは、個人のアカウントにアップロードをするという状況が続いていました。 特に前者は、せっかく発表する価値のある内容の資料が誰にも共有されることもなく仕舞われているという状況でした。

こうした状況の背景には、全社に関わるプロモーションは広報の仕事なので、 発表資料を公開する場所は広報が用意をするべきだという空気がありました。

しかしながら、なかなか整理等を実施して実現方法を含めて環境まで準備するには時間がかかりそうであったため、 本ブログのようにエンジニアが主体になって全社に関わるプロモーションの活動している実績もあり、 今回はエンジニアサイドから広報に外部発表の資料を置く場所を作らせてほしいという提案へ行くことにしました。

広報との話し合い

広報とは現状の課題として、会社のプレゼンス向上機会の損失という話をメインに進めました。

広報からは公式サイトに資料を置くこともできるという話もありましたが、 単純にPDFを置いて資料を見たい人がダウンロードするという流れを考えると、 不便さがあるという話をしました。

一方、Speaker Deckではブラウザ上で資料を見えることやページごとにURLが発行されており、 資料を見る側にとって便利なサービスであることを伝えました。

話し合いの結果、広報室から発表資料をSpeaker Deckに置くこと理解を得ることができ、 エンジニアブログの運用の実績から、Speaker Deckの運用もエンジニアサイドに一任して貰う形で終わりました。

Speaker Deck の運用

Speaker Deckへの資料掲載はハードルや手間を減らすために、 全社員が使えるマイクロソフトのサービスで簡易な掲載フローを組みました。

掲載までの流れは以下のようになっています。

  1. 掲載希望者はMS Formsから掲載のエントリー
  2. Power AutomateがMS Formsのエントリー情報をTeamsのSpeaker Deckの管理チームに通知
  3. 通知を元にSpeaker Deckへ記事を掲載

本当は3の部分もAPIを使って自動化しておきたいところですが、 あいにくSpeaker DeckにはAPIがないようなので手作業となっています。

今のところ依頼がまだそんなに多くないので人力でなんとかなっていますが、 依頼が増えてくるようならばヘッドレスブラウザなどを使うことも考えます。

おわりに

今まで社内のエンジニアたちが「外部で発表したけど資料を公開する場所がない!」というフラストレーションをためていましたが、 今回Speaker Deckを作ったことでこうした問題の解決になればと思っています。

また、「NTT Comがイベントで発表していたけどその資料が見つからない!」なんてご不便をおかけすることもあったかと思います。

これからはNTT Com社員が外部発表などをした際には、Speaker Deckに発表資料をアップロードすることもありますので、 興味のあるかたは是非NTT ComのSpeaker Deckアカウントをフォローしてみてください。

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