NTTコミュニケーションズの緒方です。
開発者ブログでは、APIに関する技術情報や、API利用に関するベストプラクティス、お客様ビジネスにおけるユースケースなどを紹介していきます。
まず第1回は、NTTコミュンケーションズが提供するAPIゲートウェイのご紹介です!
APIゲートウェイとは?
NTTコミュニケーションズが提供するサービスのAPIを取りまとめたゲートウェイです。
NTTコミュニケーションズでは、サービスのお申し込みから運用保守に至るまでのビジネスプロセスに関する情報の閲覧・操作やサービスの設定変更などを、企業のお客さまが利用する各種システムからダイレクトにコントロール可能とするAPIを提供しています。
サービス毎のAPI接続形式/データ書式を統一して提供したり、API利用ログの一元管理を実現するためAPIゲートウェイを開発しました。
APIゲートウェイは、NTTコミュニケーションズが提供する法人企業向けサービス契約があれば無償で利用することができます。
何ができるの?特徴は?
1. API認証の統一
NTTコミュニケーションズが提供するAPIの認証を統一化します。 APIのリソース要求単位で認可制御ができる権限管理機能も実装していく予定(今年夏頃)です。
2. 万全なAPIセキュリティ
DDoSアタックやAPIに特化したセキュリティ対策(API Callのデータ部分の解析など)を各サービス横断で導入し、安全性を確保します。
3. APIログ管理
API利用ログを参照することができます。ログは無償で過去1年分参照可能です。
ログの参照はJSONベースで出力可能なため、市販/OSSログ解析ツールなどを利用してログを管理することができます。
システム監査などでAPIログ管理機能をご活用頂く事が可能です。
4. API変換
統一された接続形式(REST API)/データ形式(JSON/XML)に変換します。
NTTコミュニケーションズが提供する複数のサービス(API)を利用したシステムを開発する際のコストを削減することができます。
利用可能なAPIは?
2015.6現在、APIゲートウェイを経由して利用可能なAPIは以下の通りです。
詳細はAPI Docsをご確認ください。
利用シーンは?
様々な利用シーンでAPIを活用することができます。一例として、自社のサービスオーダ管理システムとNTTコミュニケーションズのAPIを連携させて、人が介在しない正確なオーダ管理を実現することができます。
また、Cloudn Compute APIを利用して、仮想サーバの各種操作を自動化することもできます。例えば仮想サーバの起動や停止、複製といったAPI操作をスクリプト化しておき、特定のイベントが発生したときにスクリプトを自動実行するといった仕組みを実現させることが可能です。 サービスのメンテナンス状況などもAPIから取得することができるので、これらを上手く活用して運用オペレーションの改善も期待できますね。
今後の予定は?
ネットワーク・クラウド・ボイス・アプリケーションの分野にてAPIの提供拡充を目指します。同時にAPIゲートウェイの機能拡充もやっていく予定です。
加えて、SDK(ライブラリ)やAPIを活用したサンプルアプリなどAPI利用ツールを整備していきます。これら利用ツールはオープンソースとして順次公開していく予定です。
第一弾として、Business Process APIを活用したデモアプリをGitHubに公開していますのでご活用ください!
Business Process API活用 サンプルWebAppコードをGitHubに公開
NTTコミュニケーションズのAPIを試用したいんだけど?
まずはデベロッパーポータル(本サイトです)からAPIキーを入手してください! APIキーがあれば、契約中サービスで公開されているAPIを全て無償で利用できます。
APIキーの入手方法は、こちらをご確認ください。