JSONはAPIとのデータ授受に利用されるメジャーなフォーマットになっています。それだけにシステム開発の際にJSONを扱う機会も増えているでしょう。
そんな時に素のJSONファイルは見づらく、構造を見誤る可能性があります。そこで使ってみたいのが今回紹介するソフトウェアたちです。
zaach/jsonlint
JSON Lintはその名の通り、JSONファイルのチェックをしてくれます。インストールは npm install jsonlint -g
で、jsonlintコマンドにJSONファイルを渡すだけです。
$ jsonlint myfile.json
JSONView - Chrome ウェブストア
JSONViewはGoogle Chrome機能拡張で、JSONファイルを表示する際に素のテキストではなく、ハイライトと整形した状態で表示してくれます。同じような機能拡張やアドオンは各ブラウザに存在しますのでインストールしておくのが良いでしょう。
lloyd/yajl
YAJLはJSONライブラリですが、YAJLをインストールすると一緒に入るJSON Verifyが便利です。これはJSONファイルが構造として合っているか検証してくれるコマンドです。手作業でJSONファイルを作った際にはまずJSON Verifyでチェックしておくと良いでしょう。
jq
jqはCLIで使えるJSONパーサーで、CSSセレクタのような記述でJSONデータの絞り込みができます。JSONデータは目視では構造を見誤ることが多いので、jqを通してきちんと確認しておくのが良いでしょう。
typicode/json-server
JSON ServerはJSONファイルを使ってRESTfulなWebサーバを立ち上げます。JSON Schemaではありませんが、モックデータを適用することで開発時のモックサーバとして使うこともできます。
json_pp - search.cpan.org
JSON PPはCLIでJSONを整形表示してくれるソフトウェアです。ローカルにあるJSONファイルをcatで表示すると分かりづらいですが、JSON PPを使えば見やすくなります。
いかがでしょうか。JSONの普及が進んでいることもあって、多くの周辺ツールが開発されてきています。これらのツールを使うことで生産性が大きく向上するのではないでしょうか。
ぜひ皆さんの開発に役立ててください。