NTT Communications Advent Calendar 2023 を振り返って

この記事は、 NTT Communications Advent Calendar 2023 26 日目の記事です。

みなさんこんにちは、イノベーションセンターの @Mahito です。普段は社内のエンジニアが働きやすくなることを目標に、コーポレートエンジニアとしての活動やエンジニア向けイベントの企画・運営をしています。

今回は、NTT Communications Advent Calendar 2023 を振り返りつつ、今年のブログ運営チームが新たに行った取り組みを紹介します。

今年の Advent Calendar 振り返り

今年も無事に 25 日を走りきることができました。 運営スタッフとしては、アドベントカレンダーの記事以外にもやってくる通常記事のレビュー対応で週2本の記事をレビューしたり、 諸事情で記事の順番を急遽入れ替えたりと、大変なこともありましたが無事に終わって一安心しています。

記事としてはセキュリティから始まり、今年も話題になった生成系 AI を含む AI 関連、運用自動化、組織論、etc.. 多岐にわたりました。

そんな中でも、下記の3つは多くの方に読んでいただけた記事でした。

高専かるたについては、これは個人ブログで書くべきかという相談もありましたが、 面白いことをしている人が NTT Com 社内にいることを知ってもらうことも大事だということで、 本ブログにて執筆・掲載しました。

TypeScript は TypeScript 未経験のインターン生向けのオンボーディング用コンテンツとして作成された物の紹介でしたが、 考え込まれて作られた内容になっており、学習コンテンツを作る参考になる内容でした。

Rust はエネルギー効率という視点を交えつつ、各クラウドベンダーにおけるサーバレスでの Rust の取り組みや比較を紹介しており、 非常に面白い内容でした。

私個人としては以下の2つも趣味や仕事の工夫などが伝わってきておすすめな記事です。

この他にも、さまざまな記事がありますので、ぜひお時間がある時に読んでみてください。

Advent Calendar 開始前の検討

今年の Advent Calendar の取り組みは Slack のリマインダーを元に1ヶ月前から始まりました。

昨年の執筆者アンケート結果をまとめた際に今年実施・検討をする事項をまとめていたので、 ブログ運営チームの定例で資料を読みながら、今年はどういう取り組みにするかを話し合いました。

昨年のアンケートからは下記がメインの改善点として挙がっていました。

  • ページごとの PV 数共有
  • OGP 画像
  • ハッシュタグ

今年の Advent Calendar ではこのうち上の2つを改善しつつ、 昨年を踏襲する形で運営することにしました。

以下では、それぞれの取り組みと、ハッシュタグを採用しなかったことについて紹介します。

ページごとの PV 数共有

昨年の執筆者アンケートの中に、 「自分の書いた記事がどれぐらい読まれているのかを知りたい」 という声がありました。

運営側としても、記事を執筆してくれた人に少しでも記事を書いた効果を感じてもらいたいと考えており、 今年は Advent Calendar 期間の PV 数を執筆者へ共有することにしました。

PV 数は Google Analytics から見ることができるように設定しているため、 Google Analytics の閲覧権限を執筆者に付与することを検討しましたが、 権限を付与する会社用 Google Workspace アカウントを執筆者全員が所持をしていないという問題がありました。

また、昨年の執筆者アンケートの中に「少し作業感を感じた」という声もあり、 せっかく参加してくれた執筆者や、興味を持ってくれた人にも楽しんでもらえるようにしたいと考えていました。

このため、Advent Calendar の執筆者や興味を持ってくれている人に対して、 日々の PV 数を共有するため、Google Analytics の 12/1~12/n 日の PV 数を PDF でエクスポートし、 毎日 Slack へ通知することにしました。(手動)

Slack で毎日 12/1 から前日までの PV 数やランキングの変化を共有することで、 Advent Calendar の Slack チャンネルに興味を持って参加してくれている人が楽しめるようになったのではないかと思います。

また、この取り組み自体は今回の Advent Calendar で初めて行ったものでしたが、 通常のブログ運営においても取り入れることで記事執筆に興味を持ってもらい、 もっとブログを盛り上げられないかと考えています。

個人的にはそのためにも、冬休みに自動化の仕組みを考えたいと思っています。

OGP 画像

昨年は記事のサムネイルとなる OGP 画像を特に指定していなかったのですが、 他社の Advent Calendar で OGP 画像のフォーマットを揃えて表示しているところなどがあり、 今年は我々も真似してみようかという話になりました。

また、X(旧 Twitter) で記事がシェアされた際にタイトルが欠落してしまう問題(下記 Post 参照)がありました。

そのため、今回の Advent Calendar では OGP 画像にタイトルを記載することで、タイトルが欠落しても記事の内容が伝わるようにしました。

なお、今年はお試しということもありパワポで OGP 画像を作成しましたが、 リリース直前のタイトル変更などもあり、犬の散歩中だった私が慌てるという小ネタもありました。

また、勘のいい方ならお気づきかもしれませんが、 今回の OGP 画像の背景色はコーポレートカラーの1つ #CC0033 にしています。

とても覚えやすいカラーコードなので、 ぜひみなさんも覚えて使ってくださいね!

ハッシュタグ

昨年のアンケートでハッシュタグをタイトルに入れるのはどうかというアイデアもいただいていたのですが、 こちらに関しては今年の実施は見送りました。

実は 2021 年の Advent Calendar ではタイトルにハッシュタグをつけていたのですが、 昨年は実施しなかったという背景があります。

その理由として例えば、 #nttcom_ac2023 というハッシュタグをタイトルに付けることで、 記事のタイトルによっては表示が長くなりすぎてしまうためです。

ただ、一律禁止にしたわけではなく、入れる・入れないは任意という形を取りましたが、 今年のタイトルには一度も入ることはなかったという結果に終わりました。

まとめ

今年の Advent Calendar は、昨年のアンケート結果を踏まえ、 読者の方だけでなく執筆者や社内で興味を持ってくれている人にも楽しんでもらえるような取り組みを行いました。

その結果、今後のブログ運営にも取り込めるような発見があり、 運営も楽しく運営ができました。

また来年も、より良いブログ運営を通じて、 みなさんに NTT Com の面白い取り組みを発信していければと思います。

それではみなさん、よいお年を!

© NTT Communications Corporation 2014