Webサービス同士を簡単に連結させるタスクランナーサービスまとめ

APIを使えばWebサービス同士を簡単に連携させられます。あるサービスで起こったイベントを感知して、別なサービスを起動すれば、普段行っている業務がどんどん自動化させられます。今回はそうしたタスクランナーサービスを紹介します。

IFTTT

この分野における先駆者的なサービスです。あるリソースに対してアクションが起こったら、別なアクションを実行するというシンプルな形になっています。百以上のサービスが登録されており、メールやストレージ、チャット、ソーシャルサービスなどを相互連携できるようになっています。

Zapier

登録されているサービスの数で言えばIFTTT以上にあると思われます。無料プランでは1ヶ月に100回しか実行できません。月額50ドル出すと、50分ごとに処理が実行されるようになります。より本格的に使っていく方向けと言えます。

myThings

Yahoo! Japanの提供するサービスです。iOS/Androidアプリでタスクを設定するところが特徴です。そのためアプリ特有のプッシュ通知を利用することもできます。また、端末の位置情報をトリガーにしたり、IoTデバイスとの連携も可能です。

Microsoft Flow

マイクロソフト社の提供するサービスです。主にマイクロソフトの各種クラウドサービスと連携しますが、他も含めて108個のサービスが登録されています。よりビジネス利用に特化したサービスと言えます。

Integromat

ルーターという概念によって、データをフィルタリングしたり、振り分けて別なサービスを呼び出すことができます。複数のサービスをまとめることができるので、より複雑なタスクを処理できるようになります。

Cloudpipes

300以上のサービスが登録されています。CRMやSalesforce、各種プロジェクト管理、マイクロソフトの各種サービスなど、よりビジネス的なサービスとなっています。フローは分岐したり、条件付けができます。


IFTTTなどはとてもシンプルに作られていますのですぐに理解できるでしょう。さらに扱えるサービスを増やしたZapier、スマートフォンに特化したMyThings、ビジネス向けに展開するMicrosoft Flowなど各社がサービスを展開しています。このようなサービスをどう使えば良いかは実際に手を動かしてみないと分かりづらいかも知れません。ぜひ一度試してAPI連携のポテンシャルを感じてください。

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