JSON Schemaはバリデーションにも使える構造になっていますが、今回はその逆でJSON Schemaを使ってREST APIなサーバを立ち上げるライブラリを紹介します。これらを使えばAPIが開発段階であってもJSON Schemaを使ってクライアントアプリやサービスの開発ができるようになります。
mingderwang/ginger
Go製のライブラリで、JSON SchemaからRESTfulなAPIサーバを立ち上げます。
dorante
node.js製のライブラリでJSON Schemaファイルを使ってサーバを立ち上げます。コードを書くので細かくカスタマイズできます。
interagent/committee
インストール後、committee-stubコマンドが使えるようになります。後はJSON Schemaファイルを渡せばサーバが立ち上がります。
retro/apitizer
サーバを立てる訳ではなく、JSON Schemaを使ってクライアントサイドのJavaScriptでモックデータを返却してくれます。
r7kamura/rack-json_schema
JSON Schemaファイルを指定することでモックサーバを立ち上げてくれます。バリデーションチェックなどの機能も入っています。
元々XML Schemaが面倒でJSONがもてはやされるようになった歴史もあり、JSON Schemaを作るモチベーションはなかなか働きづらいものです。そのためにもJSON Schemaを徹底的に使い倒せるライブラリの存在が欠かせません。
その結果としてドキュメントやスタブサーバ(モックサーバ)ができたり、バリデーションなどの開発工数が減るならばJSON Schemaを導入する意味が出るでしょう。ぜひ使ってみてください。